自動車業界、造船業界、航空機業界を中心とする製造業において、CAE及びCADを活用した予測
技術は年々利用範囲が拡大しております。
製品の品質向上、開発サイクルの短縮、試作量の削減によるコストダウンをはじめとして、
今やCAE/CADは製造業における企業競争力の強化には欠かすことのできない重要な役割を担って
います。とりわけ造船業界においては、平成29年9月8日に発効された船舶バラスト水規制管理
条約により、船舶への「バラスト水処理装置」の搭載を義務付けられ、その市場は5兆円とも7
兆円ともいわれております。
「バラスト水処理装置」設置のための設計支援技術として、3DCAD/CAE技術は必要不可欠であり
、3DCAD/CAE経験技術を持つ弊社と致しましては、このタイミングを事業拡大のビッグチャンス
と捉えております。
※1 CAE(Computer Aided Engineering)
「ものづくり」における研究・開発工程において、従来行われていた試作品によるテス
トや実験のかわりに、
コンピュータ上の試作品を用いてシミュレーションし分析する技術
※2 CAD(Computer Aided Design)
設計や技術ドキュメントの作成に伴う手作業での作図を自動化するテクノロジー
※3 船舶バラスト水規制管理条約
船舶のバラスト水(船体の安定性を保つための「おもし」として取り入れられる海水)
に含まれる水生生物が、
バラスト水を介して本来の生息地ではない海域に移入・繁殖することによる生態系への
悪影響を防止するための
「バラスト水処理装置」の搭載を新造船及び既存船に義務付けられた規則。